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【阿賀町立三川小学校6年生】阿賀の近代産業を学ぶ授業の様子をレポートします!

 2019年10月から11月にかけて、阿賀町立三川小学校6年生の皆さんに対して「阿賀の近代産業」についての授業を行いましたので、その様子をレポートします!

まず阿賀町立三川小学校では修学旅行で佐渡金山を見学されたとのことで、地元・三川で栄えた「三川鉱山」について学習を始めました!

 まずは子どもたちは三川鉱山に関する質問事項をまとめました。

【三川鉱山について】

・三川鉱山は何をする場所か

・佐渡金銀山との関係は?etc.

【三川鉱山の歴史について】

・昔はどんな鉱石が、どれくらい採れたのか

・いつ発見され、どれくらい続いたのか

・鉱山の開始前・操業中・閉山後で人口はどう推移したかetc.

【金山小学校について】

・全盛期で何名くらいの生徒数だったかetc.

 その後、地元在住で三川鉱山に詳しい吉澤さんを学校にお招きして、三川鉱山の歴史や往時の様子についてお聞きしたり、事前にまとめていた質問を吉澤さんに投げかけてお答えいただき、だんだんと三川鉱山についての知識を深めていきました(授業時間:1コマ分)。

そして、吉澤さんとあがのがわ環境学舎の案内でいよいよ三川鉱山の現地見学へ出発!

各スポットの昔の写真パネルを掲げながら説明をする形で案内をしてもらいながら、分からないことは積極的に質問していました。

こちらは選鉱場跡。大人でもくたびれる長い距離を歩いてたどり着いたのですが、子どもたちは元気いっぱいでした!(授業時間:午前中の4コマ分)

そうして座学と現地見学から三川鉱山を学んだ6年生の皆さんは、集大成として2018年度に卒業した先輩が制作した三川鉱山の案内看板を三川鉱山跡入口(沈殿場)に設置する作業を行いました!(授業時間:午前中の3コマ分)

スコップで土を掘って看板の土台を固める作業を一生懸命に行い、無事に案内看板が建ちました。

さて、地元の三川鉱山についての学びを終えた子どもたちに、次は阿賀町全体の近代産業の光と影について学んでもらいました!

あがのがわ環境学舎と阿賀町役場の江花さんのガイドで、事前座学では紙芝居教材「阿賀の近代産業ものがたり」で一通りの概要を把握してもらい、早速現地見学へ出発!鹿瀬地区の「草倉銅山跡」や「鹿瀬ダム」、そして「旧昭和電工(株)鹿瀬工場」周辺を巡ったことで、三川鉱山と草倉銅山を比較して考えたり、新潟水俣病のように近代産業が公害問題を起こす恐れがあることについても学ぶことができました。(授業時間:午前中の4コマ分)

そうして12月に行われた「阿賀町子ども未来フォーラム2019」において、学んだことを町民や他の町内の小中高校の皆さんに向けて発表されていました。