その後24新潟(にいがた)水俣病(みなまたびょう)が起きたその後

 
パネル24からパネル28までは、新潟(にいがた)水俣病(みなまたびょう)が起きたその後について解説(かいせつ)しています。
このパネル24は、「新潟(にいがた)水俣病(みなまたびょう)のその後」に関係(かんけい)するパネル(25〜28)への目次パネルです。
 
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その後25工場の排水(はいすい)をきれいにするために

 
新潟(にいがた)水俣病(みなまたびょう)が発生した後、原因(げんいん)となった工場では、阿賀町(あがまち)とともに工場排水(はいすい)処理(しょり)に取り組んできました。
このパネルでは、工場排水(はいすい)処理(しょり)のために、さまざまな立場の人々がどのように取り組んでいるか学ぶことができます。
 
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排水(はいすい)をきれいに処理(しょり)する取り組み

 
新潟(にいがた)水俣病(みなまたびょう)が発生した後、工場排水(はいすい)で川を(よご)さないために、工場から阿賀野川(あがのがわ)へ流れ出る排水(はいすい)を、きれいにする取り組みが行われています。
 
この取り組みには、鹿瀬(かのせ)工場だけではなく、工場がある阿賀町(あがまち)(かか)わっています。
 
▲工場の排水(はいすい)をきれいに処理(しょり)するための施設(しせつ)

 
 
昭和(しょうわ)電工(でんこう)㈱は、公害(こうがい)を起こしたことを反省(はんせい)して、排水(はいすい)処理(しょり)する施設(しせつ)(みな)さんに見学してもらう取り組みにも力を入れています。
排水(はいすい)処理(しょり)施設(しせつ)を見学してもらっている様子

その後26阿賀野川(あがのがわ)(きよ)らかな流れを取りもどして

 
阿賀野川(あがのがわ)(きよ)らかな流れをふたたび取りもどし、新潟県(にいがたけん)は1978(昭和(しょうわ)53)年に「阿賀野川(あがのがわ)安全(あんぜん)宣言(せんげん)」を出しました。
このパネルでは、阿賀野川(あがのがわ)環境(かんきょう)再生(さいせい)に向けた取り組みについて学ぶことができます。
 
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阿賀野川(あがのがわ)安全(あんぜん)宣言(せんげん)

 
公害(こうがい)の発生から10年以上(いじょう)たったころ、新潟県(にいがたけん)阿賀野川(あがのがわ)汚染(おせん)について、くわしく調査(ちょうさ)を行いました。そして、有機(ゆうき)水銀(すいぎん)影響(えいきょう)がすべて取り(のぞ)かれたことが確認(かくにん)できたため、新潟県(にいがたけん)は1978(昭和(しょうわ)53)年に、「阿賀野川(あがのがわ)安全(あんぜん)宣言(せんげん)」を出しました。
 
新潟(にいがた)日報(にっぽう)昭和(しょうわ)53年3月25日)

 
今では、阿賀野川(あがのがわ)は昔のような(きよ)らかな流れを取りもどしています。
 
現在(げんざい)排水口(はいすいこう)(写真撮影(さつえい)山口(やまぐち)冬人(ふゆと)()

(きよ)らかな流れを取りもどした阿賀野川(あがのがわ)
新潟県(にいがたけん)は、毎年、阿賀野川(あがのがわ)の川魚などの水銀(すいぎん)調査(ちょうさ)も行っています。
 
 

その後27阿賀野川(あがのがわ)が流れる地域(ちいき)再生(さいせい)するために

 
公害(こうがい)の発生によって(きず)ついた、地域(ちいき)(きずな)やイメージを回復(かいふく)する取り組みも行われています。
このパネルでは、さまざまな立場の人々が地域(ちいき)再生(さいせい)にどのように取り組んでいるか、学ぶことができます。
 
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地域(ちいき)(きずな)やイメージの回復(かいふく)に向けて

 
環境(かんきょう)再生(さいせい)」だけではなく、公害(こうがい)の発生で(きず)ついた地域(ちいき)(きずな)やイメージを回復(かいふく)する「地域(ちいき)再生(さいせい)」も行われています。
 
新潟県(にいがたけん)新潟市(にいがたし)は、地域(ちいき)住民(じゅうみん)新潟(にいがた)水俣病(みなまたびょう)などへの理解(りかい)を深めてもらう語り合いの場やツアー・イベントを、毎年開いています。また、阿賀町(あがまち)は、環境(かんきょう)再生(さいせい)を生かす地域(ちいき)という評判(ひょうばん)へ、町のイメージを()える取り組みに力を入れています。
 
新潟(にいがた)水俣病(みなまたびょう)や昔の阿賀野川(あがのがわ)のことなどを地域(ちいき)住民(じゅうみん)と語り合う場

 
 
新潟県(にいがたけん)新潟市(にいがたし)は、阿賀野川(あがのがわ)を広く学べる住民(じゅうみん)参加型(さんかがた)のツアー・イベントを開いて、地域(ちいき)(きずな)(むす)び直しています。
阿賀野川(あがのがわ)を広く学べる住民(じゅうみん)参加型(さんかがた)のツアー・イベント
(写真撮影(さつえい)山口(やまぐち)冬人(ふゆと)()

全国的(ぜんこくてき)に人気がある阿賀町(あがまち)(さん)のお米(写真提供(ていきょう)阿賀町(あがまち)
阿賀町(あがまち)の人々は、(ふたた)び取りもどした(きよ)らかな水を生かして、全国的(ぜんこくてき)大変(たいへん)評価(ひょうか)の高いお米やお酒を生産(せいさん)しています。
 
 

その後28地域(ちいき)の中で被害者(ひがいしゃ)が安心してくらせるために

 
被害者(ひがいしゃ)をふくめた地域(ちいき)住民(じゅうみん)の方々が安心してくらせるために、さまざまな取り組みが行われています。
このパネルでは、県や阿賀野川(あがのがわ)が流れる地域(ちいき)の市・町が、どのように取り組んでいるかについて学ぶことができます。
 
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県・市・町による さまざまな取り組み

 
環境(かんきょう)地域(ちいき)再生(さいせい)だけではなく、被害者(ひがいしゃ)が安心してくらせる地域(ちいき)づくりも、新潟県(にいがたけん)や市・町によって、これまでさまざまな取り組みが進められてきました。
 
新潟県(にいがたけん)がつくった条例(じょうれい)画像(がぞう)をクリックすると、条例(じょうれい)紹介(しょうかい)する新潟県(にいがたけん)のホームページに移動(いどう)します)

保健師(ほけんし)被害者(ひがいしゃ)のもとを訪問(ほうもん)している様子(健康(けんこう)管理(かんり)事業)
 
主に、被害者(ひがいしゃ)の通院や入院などを支援(しえん)する「医療(いりょう)事業」、被害者(ひがいしゃ)健康(けんこう)管理(かんり)したり相談に乗ったりする「健康(けんこう)管理(かんり)事業」などに取り組んできました。
 
また、阿賀町(あがまち)では、器具(きぐ)を使って体を休めたり、動かしたりする健康(けんこう)教室」も開いています。
 

 
 
この健康(けんこう)教室は、被害者(ひがいしゃ)だけではなく、阿賀町(あがまち)高齢者(こうれいしゃ)であれば参加(さんか)できるので、地域(ちいき)住民(じゅうみん)からはとても好評(こうひょう)です。
阿賀町(あがまち)健康(けんこう)教室で、器具(きぐ)などを使って体を休めたり、
動かしたりする高齢者(こうれいしゃ)(写真提供(ていきょう)阿賀町(あがまち)

 
 

動画で学習されたい方はこちら!

 

 
このYouTube(ユーチューブ)動画では、排水口(はいすいこう)について紹介(しょうかい)するシーンから、動画が流れます。その動画の中で、新潟水俣病(にいがたみなまたびょう)のその後についても、説明(せつめい)されています。
 

 
 

その他のパネルはこちらから!

 

阿賀野川(あがのがわ)が流れる地域(ちいき)紹介(しょうかい)したパネルです。パネル02〜


新潟(にいがた)水俣病(みなまたびょう)被害(ひがい)について解説(かいせつ)したパネルです。パネル10〜


新潟(にいがた)水俣病(みなまたびょう)原因(げんいん)について解説(かいせつ)したパネルです。パネル16〜